運行管理者試験の練習問題20問【無料・全問解説つき】

運行管理者の一問一答を20問そろえました。すべてに解説をつけています。答えは各問の「答えと解説を見る」を押すとその場で開きます。

最終更新:2026年8月9日

ご利用にあたって:本ページおよびアプリ「運行管理者ウカール」は、政府・試験実施機関のいずれとも関係のない、個人開発の非公式サイト・アプリです。 掲載しているのは過去問ではなく、公的機関の公表資料をもとに当方が作成したオリジナル問題です。 実際の試験の出題内容・形式・基準は、必ず試験実施機関の公式発表をご確認ください。

この20問について

  1. アプリに収録している問題からの見本です。アプリ本体には、同じ形式の問題を科目ごとにひととおり収録しています。
  2. 科目がかたよらないように選んでいます(各科目の先頭から順ぐりに取得)。得意・不得意のあたりをつける用途に向いています。
  3. 解説は「なぜ他の肢が違うのか」まで書いています。1問で複数の論点を回収できるようにするためです。

問1労働基準法関係

労働基準法が定める法定労働時間の原則として、正しいものはどれか。

  1. 休憩を除き1日10時間・1週50時間である
  2. 休憩を除き1日8時間・1週40時間である
  3. 1日の上限は定められているが1週の上限はない
  4. 業種を問わず1日6時間・1週30時間である
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正解:2

労働基準法上の法定労働時間は、休憩時間を除き原則として1日8時間、1週40時間と定められており、これを超える労働は原則として認められず、超えて働かせるには別途の手続きが必要となる。

出典の該当箇所:第32条(法定労働時間)

問2実務上の知識及び能力

運転者に対する点呼の実施方法に関する原則として、正しいものはどれか。

  1. 点呼は電話点呼を原則とし、対面点呼はあくまで補助的な手段として位置づけられる
  2. 点呼は書面を提出させるのみで足り、運転者との対話は必要とされない
  3. 点呼の実施は運転者本人の自己申告書の提出のみで完了するものとする
  4. 乗務開始前・乗務終了後の点呼は、原則として対面で行わなければならない
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正解:4

運行管理者は、乗務を開始・終了する運転者に対し、原則として対面により点呼を行い、健康状態・酒気帯びの有無・日常点検の実施状況等を確認しなければならないとされている。

出典の該当箇所:点呼(対面の原則)

問3貨物自動車運送事業法関係

一般貨物自動車運送事業を経営しようとする者は、どうしなければならないか。

  1. 国土交通大臣の許可を受けなければならない
  2. 都道府県知事へ届け出れば足りるもの
  3. 市区町村長の登録を受ければ足りる
  4. 業界団体の承認を受ければ足りるもの
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正解:1

貨物自動車運送事業法は一般貨物自動車運送事業を許可制としており、経営しようとする者は国土交通大臣の許可を受けなければならない。届出や登録、業界団体の承認では足りない。

出典の該当箇所:第3条(事業の許可)

問4道路交通法関係

道路交通法上の酒気帯び運転に関する説明として、正しいものはどれか。

  1. 何人も酒気を帯びて車両等を運転してはならないと定められている
  2. 酒気帯び運転の禁止規定は、事業用自動車の運転者にのみ適用される
  3. 酒気帯び運転は、呼気1リットルにつき0.5ミリグラム以上の場合に限り違反となる
  4. 酒気帯び運転の禁止義務は、車両等の使用者にのみ課され運転者本人には課されない
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正解:1

道路交通法は「何人も、酒気を帯びて車両等を運転してはならない」と定める一般的な禁止規定である。行政処分の基準は呼気中アルコール濃度0.15mg/L以上とされる。

出典の該当箇所:第65条(酒気帯び運転等の禁止)

問5道路運送法関係

道路運送法における「旅客自動車運送事業」の定義として、正しいものはどれか。

  1. 自動車のほか鉄道車両を用いて旅客を運送する事業を広く含む概念をいう
  2. 他人の需要に応じ、有償で、自動車を使用して旅客を運送する事業をいう
  3. 自己の需要に応じ、無償で、自動車を使用して旅客を運送する事業をいう
  4. 国及び地方公共団体が公共の福祉のために行う旅客運送事業のみをいう
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正解:2

第2条は旅客自動車運送事業を「他人の需要に応じ、有償で、自動車を使用して旅客を運送する事業」と定義しており、自己の需要のための無償運送や鉄道は含まれない。

出典の該当箇所:第2条(定義)

問6道路運送車両法関係

事業用の貨物自動車における定期点検の実施頻度として、正しいものはどれか。

  1. 3ヶ月ごとに点検しなければならない
  2. 1ヶ月ごとに点検しなければならない
  3. 6ヶ月ごとに点検しなければならない
  4. 1年ごとに点検しなければならない
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正解:1

道路運送車両法上、自動車運送事業の用に供する自動車(事業用自動車)は3ヶ月ごとに点検を行わなければならないとされている。

出典の該当箇所:第48条(定期点検整備)

問7労働基準法関係

法定労働時間を超えて労働させる場合に必要な手続として、正しいものはどれか。

  1. 従業員から口頭で同意を得れば足り、労働基準監督署長への届出は不要である
  2. 就業規則に時間外労働の定めを記載すれば、労使協定の締結は不要となる
  3. 労使協定(いわゆる36協定)を締結し、労働基準監督署長に届け出る必要がある
  4. 運行管理者が時間外労働を単独で承認すれば、労使協定なしに時間外労働をさせることができる
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正解:3

法定労働時間を超えて時間外労働をさせる場合、使用者は労働者側と時間外労働・休日労働に関する労使協定(いわゆる36協定)を締結し、労働基準監督署長に届け出なければならない。

出典の該当箇所:第36条(時間外・休日労働の協定)

問8実務上の知識及び能力

対面点呼を実施できないやむを得ない事情がある場合の扱いとして、正しいものはどれか。

  1. 電話その他の方法(認定要件を満たすIT点呼・遠隔点呼等を含む)により点呼を行うことができる
  2. 対面点呼ができない場合であっても、翌日の点呼にまとめて実施すれば差し支えないものとする
  3. 対面点呼ができない日については、当該日の乗務そのものを一律に中止しなければならないものとする
  4. 対面点呼によれない理由の有無を問わず、運転者本人の判断で点呼を省略してよいものとする
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正解:1

遠隔地での乗務開始・終了や早朝深夜で運行管理者が営業所に出勤していない場合等、対面点呼が困難なやむを得ない事情があるときは、電話その他の方法(認定要件を満たすIT点呼・遠隔点呼を含む)により点呼を行うことができる。

出典の該当箇所:点呼の方法(対面によれない場合)

問9貨物自動車運送事業法関係

一般貨物自動車運送事業者が自己の名義を他人に事業のため利用させる、いわゆる名義貸しについて正しいものはどれか。

  1. 荷主の書面による同意があれば例外的に認められる
  2. 貨物自動車運送事業法で禁止されている
  3. 繁忙期に限り一時的な名義貸しが認められる
  4. 事前に国土交通大臣へ届け出れば認められる
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正解:2

名義貸しは許可制度の実効性を損なうため貨物自動車運送事業法で明確に禁止されており、違反には拘禁刑・罰金を含む重い罰則が定められている(令和7年6月施行の刑法改正により「懲役」は「拘禁刑」に一本化)。

出典の該当箇所:名義利用の禁止

問10道路交通法関係

道路交通法における過労運転等の禁止について、正しいものはどれか。

  1. 過労状態であっても、運転者本人が適法と判断すれば運転を継続することができる
  2. 過労、病気、薬物の影響等により正常な運転ができないおそれがある状態での運転が禁止されている
  3. 過労運転の禁止は、高速自動車国道を通行する場合に限り適用される
  4. 過労運転の禁止規定は、貨物自動車の運転者にのみ適用され旅客自動車には適用されない
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正解:2

道路交通法は、過労、病気、薬物の影響その他の理由により正常な運転ができないおそれがある状態で車両等を運転することを禁止している(過労運転等の禁止)。

出典の該当箇所:第66条(過労運転等の禁止)

問11道路運送法関係

道路運送法第3条において、旅客自動車運送事業は大きくどのように区分されるか。

  1. 乗合旅客自動車運送事業と貸切旅客自動車運送事業のみ
  2. 一般旅客自動車運送事業と特定旅客自動車運送事業
  3. 公営旅客自動車運送事業と民営旅客自動車運送事業
  4. 大型旅客自動車運送事業と小型旅客自動車運送事業
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正解:2

第3条は旅客自動車運送事業を一般旅客自動車運送事業と特定旅客自動車運送事業とに区分し、前者はさらに一般乗合・一般貸切・一般乗用に分かれる。

出典の該当箇所:第3条(種類)

問12道路運送車両法関係

事業用貨物自動車の自動車検査証の有効期間として、原則正しいものはどれか。

  1. 2年である
  2. 1年である
  3. 3年である
  4. 有効期間の定めはない
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正解:2

事業用自動車(貨物)の自動車検査証の有効期間は原則1年である。なお車両総重量8トン未満の貨物運送用自動車は新規検査時の初回に限り2年とする特例がある。

出典の該当箇所:自動車検査証の有効期間

問13労働基準法関係

年次有給休暇の付与要件として、正しいものはどれか。

  1. 雇入れ後1年継続勤務すれば、出勤率にかかわらず年次有給休暇が付与される
  2. パートタイム労働者には、年次有給休暇の規定は適用されず一切付与されない
  3. 継続勤務3ヶ月に達し、出勤率が5割以上であれば年次有給休暇10労働日が付与される
  4. 雇入れの日から6ヶ月継続勤務し、全労働日の8割以上出勤した労働者に10労働日が付与される
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正解:4

労働基準法上、雇入れの日から6ヶ月間継続勤務し、その間の全労働日の8割以上出勤した労働者には、10労働日の年次有給休暇を与えなければならない。

出典の該当箇所:第39条(年次有給休暇)

問14実務上の知識及び能力

点呼の際のアルコールチェックについて、正しいものはどれか。

  1. 運転者の顔色を目視で確認するのみで足り、検知器の使用義務は課されていない
  2. アルコール検知器を用いて、運転者の酒気帯びの有無を確認しなければならない
  3. アルコール検知器の使用義務は旅客自動車運送事業者にのみ課され、貨物事業者には課されない
  4. アルコールチェックは月に1回、定期点検の際にまとめて実施すれば足りるものとする
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正解:2

点呼の際には、アルコール検知器を用いて運転者の酒気帯びの有無を確認しなければならず、検知器は常時有効に保持し、定期的に故障の有無を確認することが求められる。

出典の該当箇所:点呼とアルコール検知器

問15貨物自動車運送事業法関係

運行管理者の選任義務について、正しいものはどれか。

  1. 事業者単位で1名を選任すれば足りるもの
  2. 運転者が5名以下の営業所では選任義務が生じない
  3. 営業所ごとに運行管理者を選任しなければならない
  4. 選任は事業者の努力義務にとどまること
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正解:3

貨物自動車運送事業輸送安全規則等に基づき、一般貨物自動車運送事業者は営業所ごとに運行管理者を選任し、その業務を行わせなければならない。

出典の該当箇所:第18条(運行管理者の選任)

問16道路交通法関係

事業者や安全運転管理者による過労運転の下命・容認に関する説明として、正しいものはどれか。

  1. 事業者が乗務を命じた場合に限り、過労運転であっても適法な乗務として扱われる
  2. 過労運転の下命及び容認の禁止は道路交通法には規定がなく、各社の社内規程のみが根拠となる
  3. 過労運転となるおそれがある乗務を命じ、又はこれを容認することは道路交通法上禁止されている
  4. 過労運転の下命及び容認の禁止は、乗務を容認した場合にのみ適用され、命じた場合は適用されない
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正解:3

道路交通法は、過労等により正常な運転ができないおそれがある乗務を命じ、又はこれを容認することを使用者等に対して禁止しており、違反すれば使用者側も処罰の対象となり得る。

出典の該当箇所:過労運転の下命・容認の禁止

問17道路運送法関係

一般乗合旅客自動車運送事業とは、どのような事業か。

  1. 一個の契約により1台を貸し切って旅客を運送する事業
  2. 特定の者の需要にのみ応じて旅客を運送する事業
  3. 乗合旅客を運送する一般旅客自動車運送事業
  4. 乗車定員10人以下の自動車のみで旅客を運送する事業
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正解:3

第3条は一般乗合旅客自動車運送事業を、路線を定め不特定多数の乗合旅客を運送する一般旅客自動車運送事業として区分している。

出典の該当箇所:第3条(種類)

問18道路運送車両法関係

整備管理者の選任義務について、正しいものはどれか。

  1. 自家用自動車については、台数にかかわらずすべて整備管理者を選任しなければならない
  2. 運転者の数が20名を超える事業所についてのみ、整備管理者の選任義務が生じる
  3. 車両総重量8トン以上の自動車等について、使用の本拠ごとに選任しなければならない
  4. 整備管理者は道路運送車両法上、運行管理者との兼務が禁止されている
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正解:3

道路運送車両法上、自動車の使用者は車両総重量8トン以上の自動車その他国土交通省令で定める自動車について、使用の本拠ごとに整備管理者を選任しなければならない。

出典の該当箇所:整備管理者の選任

問19労働基準法関係

改善基準告示(自動車運転者の労働時間等の改善のための基準)における拘束時間の原則(令和6年4月1日施行)として、正しいものはどれか。

  1. 1日の拘束時間は原則13時間を超えないものとし、延長する場合でも最大15時間までとする
  2. 1日の拘束時間の上限は改善基準告示上定められておらず、事業者の裁量に委ねられる
  3. 1日の拘束時間は原則10時間を超えないものとし、延長しても12時間までとする
  4. 拘束時間には運転時間のみが算入され、休憩時間や荷役時間は含まれないものとする
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正解:1

令和6年4月1日施行の改善基準告示改正により、トラック運転者の1日の拘束時間は原則13時間を超えないものとし、延長する場合であっても最大15時間まで、14時間を超える回数はできる限り少なくすることとされた。

出典の該当箇所:拘束時間の基準(令和6年4月1日施行)

問20実務上の知識及び能力

運転者台帳の保存期間について、正しいものはどれか。

  1. 運転者が在籍している間のみ保存し、退職した日に直ちに廃棄しなければならない
  2. 運転者台帳の保存期間について法令上の定めはなく、事業者が任意に決定できる
  3. 運転者が当該営業所の運転者でなくなった場合、その日から3年間保存しなければならない
  4. 運転者が当該営業所の運転者でなくなった日から1年間保存すれば足りるものとする
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正解:3

運転者台帳は、運転者が当該営業所の運転者でなくなった場合、その旨を台帳に記載した上で、当該営業所において3年間保存しなければならない。

出典の該当箇所:運転者台帳の保存期間

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